柳沢京子ウェブサイト

京子のアルバム

アトリエで作業中の柳沢京子

最新のお知らせ・コラムへ戻る

お知らせ・コラム

過去のお知らせ・コラム

2011年06月のお知らせ・コラム

2011.06.25

佐久創造館

今年前半の佐久創造館のきりえゼミが、23、24日に開催された。このゼミには、ずっと結婚前からノアが助手を務めてきた。結婚、出産までも、私が都合が付かない時には代行をしてきたので、二人の子持ちになっても、助手をしたいという申し出。だから、我々一行は、大変な荷物で向かうことになった。リズムは2歳半、顔なじみになっている参加の皆さんとすっかり友達感覚で話して、遊んでもらっていた。まだ2ヶ月半のポエムも、ゆらゆらするゆりかごイスで、揺すってもらうと眠っていた。泣いているな、と思いながらも離れた机で指導している私たち。アレ泣き止んだと思ったら、ひとりの参加者がもうポエムを抱っこして子守唄を歌ってくれていた。毎回、少数の参加者だが、続けたいヒトがいるので、行ける限りは開催しようと実施している。秋にもまたお邪魔する。
昨日シジュウカラが建物の中に舞い込んだ。隣の部屋で飛び回り、廊下に。廊下の突き当たり出口を開けて、そこから外に追い出そうとしたが、物陰に隠れてしまう。リズムは覗き込んだり心配した。やっと外に出て行ったとき、ヤッターと両手を挙げて歓声をあげた。その後も、どこにいるのかなあ、とマドの外のケヤキを見上げていた。ゼミを一番有意義に過ごさせてもらったのは、リズムだろう。帰路は、すぐにぐっすり。参加者の皆さまにはたいへんご厄介をかけてしまった。
懲りずに秋、またお会いしましょう。

2011.06.21

ヤマボウシ

毎朝、ブラインドを開ける毎に、息を飲んできれいだ、と感嘆していたヤマボウシ。いよいよ先週末から散り始めた。辺り一面に花びらをまき散らして、ご近所に迷惑をかけている。さくらのように軽くないから、すぐには風で飛ばないが、その場で枯れ色になり、かたまっている。降る雨が、夕立で、どしゃぶりだと、花びらも雨に打たれて一気に土にへばりつかされてしまう。アスファルトやインターロッキングの上では、ゴミと思ってしまうが、土に辿り着けば、土に還るのもたちまちなので、あまり神経を使っていない。風で舞って行っても怒らないで欲しい。いよいよ梅雨明けも遠くないのか。梅雨の雨はしっとりと振り続けるのが良い。そそっかしい雷神がバケツに蹴躓くのか、このごろの集中豪雨はまったく迷惑千万だ。

2011.06.03

奈良井宿場祭はじまる

塩尻市木曽の奈良井宿、平沢宿は、共に重要伝統的建造物群保存地区に認定され、日本の大事な場所になっています。平沢宿は漆器の街として、多くの職人さんが、腕を競っていて、日常の器から芸術作品までが脈々と創られています。漆器が欲しいならば、このお祭りは、チャンスです。平沢は元より、住みながら伝統の家を守って見事な奈良井宿の道筋でも漆器が並んで販売されています。山ウドとサバ水煮で味噌仕立てで作られる「うど汁」が振る舞われ、初夏の香り高い朴葉巻きも味わえます。5日の日曜日にはお茶壺道中も。NHK「おひさま」効果で、例年を上回る大勢の皆さんが押し掛けて下さると良いなあ、と思っています。奈良井宿の地酒「杉の森」は、私はラベルデザインでお手伝いしています。伝統にこだわって仕込まれる素朴な地酒には全国にファンが大勢います。ぜひご賞味ください。初夏の木曽はみどり一色。ひとときふさぎ気味の日常を忘れさせてくれました。みどりに励まされた1日でした。

前のページへ戻る

build by phk-imgdiary Ver.1.22